真っ白の世界
1月21日。
早いもので、もう、父の三回忌。
無事に終わりました。
昨日、札幌から帰宅したのですが、成田空港に到着した時には雨だったのに、電車に乗っている間にどんどん雪が降り続け、最寄り駅に着いた時にはもう一面真っ白。
もしかしたら帰れないかもと思っていたのだけれど、電車が多少遅れたくらいで、家に着くことができました。
夜、雪明かりでとても明るくて、真っ白できれいだわと、雪が降る中、庭に出て真っ白の世界を楽しみました。
もうずっと前、父が何か月も入院していて、その頃、毎月のように何度もお見舞いに通っていたことがあります。
冬、私がこちらに帰ってくると、なぜか、毎回、関東が大雪に見舞われるものだから、「雪女」と言われたことを思い出し、でも、今回は何日も前から雪の予想も出ていたことだし、今回は私のせいではないだろうと(笑)
起毛になっている生地で作ったワンピースを着ていきました。
1メートル380円の激安の生地(笑)を3メートル購入。
女らしいシルエットにしたいと思い、フレアワンピースに仕立てたのですが、久しぶりだったものだから、なんだか勘がにぶっていたのか、うまくいかずに縫い直したり。
それでも、できあがってみたら、なんだか楽しくなってしまって、続いてコーデュロイの簡単スカートも製作。
写真に撮ると色がいまいちよく出なかったのですが、実際はカフェオレ色というかミルクティー色というか、かわいらしい色で、仕上がってみたらますますかわいらしく見えて喜んでいます。
ウェスト部分には3㎝幅のゴムを入れました。
台形で、そんなにギャザーも多くなく、はいてみるとちょうどいいバランス具合。
あんまりギャザーたっぷりだと甘すぎる感じがして、なかなかよいバランスのスカートの型紙に出会えないなぁと思っていたのだけど、これは気に入りました。
大根は万人に
おせち料理のなますは、畑で育てた大根で作りました。
自分で作った野菜で料理をする。
いつもいつも、そのことを本当に嬉しく思い、すごいことだなぁと感慨深い気持ちになります。
こちらは、聖護院大根(しょうごいんだいこん)という丸い大根。
京野菜みたいです。
これもまた種を撒いて育てたもの。
売っているものよりも、一回り小ぶりなのだけれど、みずみずしくて新鮮なのがなんといっても醍醐味。
小さなひと粒の種がこんなにきれいな野菜になるなんて。
本当にすごい。
これで最後の聖護院大根は、千枚漬けのような味付けにしてお漬物に。
葉っぱの部分も入っている方がうちは好みなので、葉っぱも一緒に漬けます。
昆布も入れると、野菜から水分が出て、とろ~んとした汁に。
以前にも書いたけれど、この、ちっともおしゃれではない浅漬け容器(笑)
おしゃれではないけど、これはもう我が家には欠かせないもの。
洗っては、またなにかを漬けて冷蔵庫に入れ、繰り返し使っています。
ちなみに、この蓋に書いてあるレシピは、うちにはちょっと、う~んという感じの味でしたが(笑)
自分で作れば、塩、砂糖少しとお酢、昆布と赤唐辛子と調味料もいたってシンプル。
うまくいけば、来月あたりは、もう嫌だ~というくらいほうれん草ができる予定。
どうかな、たくさんできるかな。
冬は、野菜たちも、成長が本当にゆっくりです。
それでも、土の中では根を伸ばし、見えない部分も見える部分も、少しずつ少しずつ、確実に成長しているんですよね。
我が家では、本当によく大根を食べるようになりました。
昨年の秋頃、人によって合う食べもの、合わない食べものがあるけれど、東洋医学的には、大根だけは万人に合う食べものだと知り、以来、もうアホみたいに(笑)大根を食べています。
ただ大根おろしにしたりね。皮つきのままおろします。
ちょっと前に紹介したホツマツタエの中にも、アマテラスが、動物の肉を食べてしまったならばスズシロを食べて解毒せよと言っている部分があり(肉は食べてはいけないものになっているようですが)、古代から大根は重宝していたのだなぁと思いました。
先月にも、少し大根の種を撒いてみたのだけれど、果たして3月までにどこまで育ってくれるか。
大きくならなくても、間引き菜でも本当においしいので、それはそれでよしと思っています。
新しい年
新年あけましておめでとうございます。
元旦は、とにかく静かに、安静に、動かないようにを心がけていました。
というのも、痛めてしまった足がまだ治っていなかったようで、なんか痛いなぁ・・と見てみたら、足の甲全体が赤紫色に・・・(ひぇ~っとなりました・笑)
タイツをはいてしまうとわからなかったんですよね。
なんか痛いなぁ・・とずっと思っていたというのに。
そんなわけで、養生しているお正月です。
捻挫のようなものなのですが、足の怪我って時間がかかるから、とにかくあまり無理をしないように。
今年のおせち。
年々、品数が少なくなっていきますが、体が動くうちは市販のものに頼ったりせず、手作りでと思っています。
で、昨日はとにかくなるべく動かずにいて、ひたすら本を読んでいたのですが、この本がとってもおもしろかった!

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
- 作者: ジェニファー・L・スコット,神崎朗子
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2014/10/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ベストセラーになったことは知っていたけれど、おしゃれ本だと思っていて、特に読んでみたいとも思っていなかったのだけど、稲垣えみ子さんの本の中で、何度か「フランス人並に服は10着しかない」みたいな表現があり、今更ながら読んでみようと思ったのでした。
おしゃれ本といえばおしゃれ本ではあるけれど、それ以上に、暮らし方、生き方の本でした。
今の日本も、アメリカと同じく物質至上主義に踊らされていると思いますが、アメリカ人のジェニファーさんがここまでの考えに至ったのはすごい。
同じような繰り返しの毎日でも、心から日常を楽しむこと。
シリーズ本、制覇しようと思っています。
10着は無理かもしれないけど、もっと服を減らそうと、新年早々決めました。
おまけ。
ムスメのまるちゃんは、カニ娘に変身し、カニの爪と自分の爪で握手していました(笑)
写真に撮れず残念!
皆さまにとって、幸多き一年でありますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
最近の楽しみ
今日も一日よく働いたと自分をねぎらい、寝る前の時間は、自分のために。
好きなことを、毎日、少しずつ。
最近の楽しみは、編み物。
疲れている日は、特に、編み物がいい。
なぜだかほ~っと緩むのですよね。
それから、一年半ぶりくらいのソーイングも少しずつ進めています。
フレアワンピースを製作中。
久しぶりすぎて、ロックミシンの使い方を忘れてしまったかと思ったけれど大丈夫でした。
本当に、どれもこれも、少しずつしか進められないのだけれど、それでも、とても楽しい。
母にゆずってもらったレトロな裁縫箱も久々の登場。
そして、読書も。
稲垣えみ子さんの「寂しい生活」
やっと順番が回ってきて、読んでいます。
ちょうど、今、大掃除中。
物はずいぶんと減らしたつもりだけれど、この本を読んでいると、なんだか、まだまだ物が溢れかえっているように思えてきました。
ここまで潔く、きっぱりとした暮らしには到達できないだろうとは思うのだけれど、とにかくすごいです、稲垣えみ子さん。
持っているものが少なければ少ないほど、自由なのかもしれませんね。
ため込んだ分だけ不自由なのかも。
なにから自由になれるかというと、物それ自体と、それをしまっておいたり置いておいたりする空間からの自由というより、欲からの自由さを得ることができるのでは。
あれが欲しい、これが欲しい、キリがないし、一生そんなことやってられないものね。
もう一冊はホツマツタエ関係の本。
ホツマツタエの世界観、私にはしっくりときて、ものの考え方など、とても参考になります。
そして、神々の世界がおもしろいのですよ、これがまた。
こちらで読めるところだけは読んだのだけど、図書館にはないのでこの本を買おうかどうしようか、なにせ、ものを増やしたくないし、稲垣さんの本を読んだばかりだしで、ずっと考え中なのです。
でも、すごくおもしろそうだわ~。
とにかく、すべての大掃除を終えて、年末年始の準備もして、それからまた考えましょう。
自分の道
すっかり年末態勢に入っています。
引き出しの中はいつも整理整頓してあるし、特に捨てるものもないのですが、あちこち磨き上げてきれいになるのはとても気持ちがいいものですね。
と、大掃除を進めているのですが、つい先日、足を痛めてしまい、ようやく普通に動けるようになったものだからはりきっています。
これ、治るのだろうかというくらいに足の甲が腫れ上がり、パンパンにむくんで、痛くてまともに歩くことさえできなくて参りました。
たくさん歩くと、まだ痛むこともありますが、ようやく普通に生活することができるようになりました。
時には立ち止まることも必要、ということなのでしょうか。
私は私の道を歩いていかなければならず、たとえ、なにかの書物や人の考えなどが参考になることがあっても、決断するのは常に自分。
誰かの道ではない、自分だけの道。
その道は、一本道ではなく、時には、いくつもの道があってどの道を選ぶのか迷うこともあるし、間違えたと戻って、違う道をまた選ぶこともあるし、雨風強くて、思うように進めないこともあるし、走ることができる時もあるし、のんびり歩くこともあるし、時には休むことも必要なのでしょうね。
けれど、どんなにゆっくりでも前には進んでいるのです。
よく、後ろ向きになるな、前を見て、というような励ましの言葉があるけれど、人間って前にしか進めないんじゃない?
後ろに歩こうとすると努力が必要だし、目だって前にしかついていなくて、前しか見られないようになっているのだし、心が後ろ向きになっていたとしても、前に進んでいることに変わりはないのではないのかな。
足を痛める前に、新潟に遊びに行ってきました。
数年前に佐渡に行った時には、深夜バスだったので景色もなにもわかりませんでしたが、今回は、車中から赤城山を見られたのが嬉しかったこと。
新潟はとにかく寒かった(笑)
歩けるようになって、畑に行って、収穫もして。
うまく結球してくれて、立派な白菜ができました。
ミブナとあやめ雪かぶ、ルッコラの間引き菜。
白菜を植え付けた時には、まだモンシロチョウがヒラヒラと舞っていましたが、もうすっかり虫さんもいなくなり、気づけば、間もなく畑二年生です。
冬の桜
春には満開の花をつけ、人々の目を楽しませてくれた桜も、今は紅葉した葉を数枚残すのみ。
桜の花が咲いている時期は、みんなにきれいだねと言われて、それ以外の季節に桜の木を愛でる人はあまりいないのかもしれません。
一年中、桜の木が変わっていく様子を見るのが好きです。
みんなにちやほやされるのは、ほんの一時。
花も終わり、新緑の頃を過ぎ、紅葉を迎え、葉が一枚もなくなっても、桜の木は桜の木。
姿、形は変われど、桜であることに変わりはなく、その価値はいつでも同じ。
わたしたち、生きとし生けるものをつくってくれた存在がいるとして。
かわいい子には旅をさせよ、という思いがあるのだとしたら。
そんな風に考えると、楽しいことも、嬉しいことも、立ち直れないと思うくらい苦しいことや辛いことがあっても。
どんなことも、やはりすべてが財産だと思うのです。
おまけ。
最近、よく遊びにくる赤い首輪の男の子。
鈴がついているので「すずお」と呼んでいます(笑)
どこのうちの子なのかなぁ。
庭の千両の葉も色づき始めました。
赤い実が数個。
知らない間に鳥さんが食べているようです。